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【ヘブンバーンズレッド】どんなゲーム?感想と評価を徹底レビュー!!

今回はヘブンバーンズレッドについて紹介します!

本記事では、実際に遊んで感じた魅力や気になるポイントを正直にレビューしていきます。ぜひ参考にしてください!

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ヘブンバーンズレッド

ヘブンバーンズレッド

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ヘブンバーンズレッドとはどんなゲーム?

『ヘブンバーンズレッド』とは2022年2月10日にWFS(Wright Flyer Studios)とKeyによってリリースされたスマホ向けRPG作品です。

開発にKeyが関わっており、シナリオは『クラナド』や『リトルバスターズ』で知られる麻枝准さんが書かれています。そのシナリオの魅力は圧倒的ですし、シナリオを活かすために演出や魅せ方が洗練されていて、Key好きなら絶対にハマる、そんな作品になっています。

リリースから2周年がたった現在でもその人気は健在で、今から始めようと思っている方も多いかと思います。そんなヘブンバーンズレッドがどんなゲームなのか、ファンを引き付けるその魅力についてお伝えします。

この記事はこんな人にオススメ!
  • 『ヘブバン』がどんなゲームなのか知りたい人
  • これから『ヘブバン』に触れようと思っている人
  • 『ヘブバン』の評価・感想が知りたい人

ゲーム概要

過酷な世界を生き抜く少女たちを描くストーリー

物語は主人公がセラフ部隊に入隊するところから始まる

簡単なあらすじとして、本作の舞台は謎生命体である「キャンサー」に地球が襲われ、人類は滅亡しかけているそんな終末的な世界が舞台になっています。「セラフ」というキャンサーに対抗する兵器を操るセラフ部隊に所属する主人公「茅森月歌」を中心に物語が展開していき、人類の戦いの行方と主人公やセラフ部隊の真実に迫っていきます。

緊迫した世界を舞台に描かれるそのシナリオの魅力はすごいです。先が気になってついつい読み進めてしまう、そのシナリオの魅力を体験してほしいです。基本的にストーリーはクエストをダンジョン形式で、ダンジョンをクリアするごとにストーリーが進んでいくものになっています。

前衛・後衛を意識戦うオーソドックスなコマンドバトル

バトルシステムはSPの管理を意識しつつ、戦っていくコマンドバトルになっています。

その特徴として、前衛と後衛がある点が挙げられます。
パーティは6人で構成され、前衛に配置された3人は敵に攻撃を行うことができますが、敵から攻撃を受けてしまいます。一方で後衛は攻撃はできなませんが、敵から攻撃をされることもありません。スキルを使うためのSPは毎ターン前衛後衛問わず回復しますので、どのタイミングでどこに配置にするかが重要になってくるシステムになっています。

加えて各キャラにはアタッカー・ヒーラー・バッファーなどの役職が割り振れており、それらを考慮しつつ編成を行うため、戦略性はかなり高めのシステムになっています。戦況を見極めながら、戦いを有利に進めていきましょう。

ガチャシステムと課金要素

現在来ていたガチャ

そしてガチャに関しては最高レアであるSSスタイルの排出率は3%。天井は200連となっています。
課金に関しては3000円で10連が引ける程度で、概ね普通といった印象です。常設ガチャがない点は珍しいポイントで、基本的に期間限定ガチャから引くことになります。

ガチャを引くために必要なクォーツは入手方法が多く、初心者のうちはストーリーを進めていくだけのそれなりガチャの数を引くことができますし、運営がかなり高頻度でクォーツやガチャチケの配布を行っているため、課金圧は高くないように感じました。

ただ、メインストーリーの難易度が高いので、一刻も早くストーリーを読み進めるには、場合によっては課金も必要になることもあるかもしれません。いずれにせよ無課金でも安心してプレイできるゲームである点は変わりなく、こちらの心配は必要ないでしょう。

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魅力

その1:さすがKey。圧倒的なシナリオの引き込み

本作の魅力を語るうえで外せないのが、そのシナリオの魅力です。

Keyはそもそもこれまでも、『クラナド』や『リトルバスターズ』に代表される独自の泣きゲーとしての魅力を確立してきたブランドでもありますが、その魅力は本作でも健在です。

本作のキャッチコピーは「最上級の切なさを」。
人類が滅亡しかけている世界で、戦う少女たちの物語を描く物語は重めな展開も多くあります。ただ、それ以上に読み手に感情移入させるのがうまく、ついついシナリオに入り込んでしまいます。そして相変わらずうまいなと思うのが、最後の見せ場となるシーンのインパクトで、きれいな音楽も相まって「泣かせに来てるな」と分かってても感動してしまうのです。

これまでのKey作品のどれかに触れ、感動したことある人は間違いなく、本作を好きになれると思いますし、シナリオで感動したい人はぜひおすすめしたいものになっていました。

深くまで研究されたイベントシーンの魅せ方

そんなシナリオの魅力を彩るのが、イベントシーンの魅せ方の部分です。
本作はシナリオに力が入っているのはもちろんですが、世界やキャラを深くまで知れるように、そしてシナリオに入り込み読み手が感動できるようにその「魅せ方」が研究されていると感じます。

基地内の様子。横スクロールで移動できる。

基地内で移動していると後ろでキャラが会話していたり、カットシーンの多さと作り込み、重要なシーンの背後でプレイヤーの感情移入に合わせて流れる音楽など、細かいポイントをあげればキリがないですが、そのどれもがシナリオの魅力を高めるという部分につながっていました。

メインストーリーはもちろん、イベントストーリーも見逃せない!

過去のものもすべて読み返すことができる

また、ヘブバンはメインストーリ以外のところの作り込みもすごいです。
特に感じたのがイベントストーリーです。なんと一つのイベントストーリだけで2・3時間程度のボリュームがあり、本編とは別視点でキャラや世界を描いているのが特徴です。

本編では人類のキャンサーとの闘いとその行方を中心に、主人公の視点で物語が展開されていきます。一方でイベントストーリーでは主人公以外のキャラへフォーカスが当てられています。そのキャラや所属する部隊の仲間との過去や関係性といったメインストーリーでは描き切れなかったものが表現されており、中には本編に負けないくらい感動できるエピソードもあり、読み応えはすごいです。

本作は過去のイベントストーリーを読むことができ、普段はあまりイベントストーリーを読まない筆者でも、本作のものはすべて読んでしまいました。イベントストーリーでここまで感動させてくるかという驚きが強いですし、ストーリーが更新されるたびにユーザーの注目が集まるのも納得です。

その2:キャラの魅力

今更ですが、本作はキャラの魅力もすごいです。

本作には6人1部隊で8つの部隊があり、合計48人にも及ぶキャラが登場します。「ちょっと多すぎない?」と思う方もいると思うのですが、一人一人、それぞれの部隊の魅力がしっかり描かれるので、その心配はいりません。

地味にすごいのがすべてのパートにボイスがついている点です
一般的なソシャゲの場合、フルボイスとは言いつつも、メインストーリーや重要なものだけなど、そういったものも多くあります。しかし、本作の場合は正真正銘のフルボイスになっており、メインストーリー、イベントストーリー・キャラエピソードに至るまで魅力が伝わりやすくなっています。

Key作品ならではついクスッと笑ってしまう、掛け合いの魅力も健在

そして一人一人のキャラの個性も強くどのキャラも深く印象に残りますし、何より掛け合いが面白いです。

歴代のKey作品にも多くありますが、個性的なキャラたちにより独特の掛け合いは健在で、終始、クスッと笑ってしまうシーンがあります。そういった掛け合いは読んでいるだけでも楽しいですし、メインストーリーは重い展開も多いので、良い塩梅で重さを中和する役割になっていてよかったと思います。

その3:コマンド形式でド派手なバトルの魅力

本作のバトルはバフ・デバフの比重が大きくなっており、いかにバフを積み、デバフを最大限までかけた状態で渾身の一撃を食らわせるというものになっています。

バフは攻撃スキルを使うまでためることができますが、問題はデバフのほうです。本作のデバフは多くが、1ターンしか持たないため、デバフを使ったそのターンでしか効果を発揮しません。
1ターンで行動できるのは前衛の3人のみで、前に配置されたキャラから順に攻撃していく仕組みなので、前の二人がデバフをかけて、最後の1人で攻撃するという流れが基本になります。

ゲージを消費し、オーバーリミッツを発動(左下のボーナスターンという表示)

その上で更にデバフをかけるために登場するのが、オーバーリミッツという仕様です。左上のゲージを消費することで発動し、大きな効果としてはターンの延長とSPの大幅回復になります。オーバーリミッツを使うことで、1ターンの間に複数回行動することができ、これを利用してより多くのデバフを重ねることができるという仕様になっています。

逆にバフが十分でないといかに強い技でもダメージが出ないので、その点は注意が必要です。できるバフとデバフを全てかけたうえで大技を行うと果てしない桁のダメージを出すことができ、その爽快感は絶大です。

配置を考えながらバフを重ねていき、最高ダメージを出していく流れには戦略性があり、面白いです。高難易度コンテンツも豊富ですし、スコアアタックなどより最高ダメージを出すためのコンテンツが充実している点も魅力と言えるでしょう。

凝った演出

最高スタイルには1つずつ専用の大技が用意されています。
演出も非常に凝っており、各キャラの魅力を引き出すものになっています。これだけでもガチャを引きたいと思わせられてしまいます。

その4:作中バンドによる音楽と作りこまれたライブシーンの魅力

ライブシーンの様子、実際にはモーションが加わり、躍動感あふれるものになっている

本作語るうえで外せないのが音楽でしょう。

作中で主人公率いる31A部隊のメンバーでバンド結成することになり、そのバンドの曲がゲーム中で何度も使われることになります。「エンジェルビーツ」に登場するガルデモを見たことがある方なら想像しやすいと思いますが、あれが近いイメージです。

一言でいえば、すごくクオリティが高いです。バンド時のボーカルは声優さんとは別のプロ歌手の方がされていて、「Redo」で有名な鈴木このみさんがボーカルを務めていることでも話題になりました。

そして、その魅力をあげてくれるのが、ライブシーンの演出です。
2Dのアニメーションによる演出・ムービーが入るようになっていて、実際にそこでライブをしているという没入感がすごいものになっていました。メインストーリーやイベントストーリーの最中に挟み込まれ、シナリオに沿った曲も多いので、ついつい見入ってしまうんですよね。

プレイしてみて気になったところ

その1:バトルシステムの問題点

複雑で理解するまでに時間が掛かる

前述した通り、本作の戦闘は1人のアタッカーにバフ集めて、最大火力を出すものになっています。このシステム自体は複雑ではないものの、バフの種類やデバフも含めた合わせ方など、単純に覚えることが多く、直感的ではないように思います。

バフやデバフの種類が多いですし、特別なルールがたくさんあります。

例えば
・攻撃力UPと属性攻撃力UPは別物。
・クリティカル率UPとチャージはともにクリティカル率を上げる効果を持つ
・各バフは基本2回まで重複させられるが、チャージは1回まで
・基本的に通常攻撃ではバフは消費しないが、
クリティカル率UPなど一部のバフは通常攻撃で消費する

など、実際にはもっとたくさん存在しています。

単純に覚えるものが多いうえでプレイしているうちに自然と理解できるようになっているわけではないように感じています。システム自体はそこまで複雑ではないのに、しっかり調べ時間をかけないとこれらのシステムを完全に理解するのは難しいものになっています。

攻略パターンが少なく、テンポが悪い

それでいて、戦略性こそあるものの攻略パターンは基本的に1人のアタッカーの攻撃に合わせてバフ・デバフのタイミングをかけて最大火力を出すパターン一択なのも気になります。

ストーリーの最新部分になってくると雑魚戦でもしっかり時間をかけて、バフデバフを重ねないといけないため、単純に時間もかかり、正直めんどくさいと感じてしまうところも多かった印象です。

覚えるまでは難しいが、応用が利かず、攻略法の幅はない点は残念でした。この点はカジュアル層にもコアなゲーマー層にも受けにくいように感じます。

その2:育成部分が分かりにくい

育成に関しても分かりづらいと感じています。

本作の育成要素は大きく、レベル・装備・スタイル強化に分かれます。本来はもう少し複雑ではありますが、これ自体は他のゲームと比べて、別段分かりにくいということはありません。
実のところ、問題があるのはUIだと考えています。どんな育成要素があり、何をすればよいのかが直感的に整理できない構造になっています。

どこに育成があるのかが分かりにくい(この画面だけでは伝わりづらいが…)

例えば、メインメニューは強化・育成という部分がありますが、これはあくまで強化素材を手に入れるダンジョンなどに進むボタンで、育成自体を行うにはは左下のメニューから進む必要があります。その上で、全体の育成状況を整理できる画面はないのです。編成などからキャラを選択し、ひとつひとつづつ確認していくのですが、これが不便でした。

その3:難易度の高いこととターゲット層の乖離

本作をプレイしていて、感じたのがメインストーリーの難易度の高さです。
ネット上でも「勝てない」という声は多い印象で、筆者自身、あまりスマホゲームに慣れていなかったので、非常に苦労しました。

ただ、問題の本質は単純な難しさではなく、直感的に理解できない戦闘・育成システムの影響で、勝てないときに何をすればよいのかわかっていない人が多いことなのではないでしょうか。実際調べていて「そもそも育成が足りていない」のに、それに気づかず勝てないと嘆いている方をよく目にしました。その人にも問題はありますが、腰を入れて調べないと分からないシステムも問題はあるでしょう。

本作の場合、元々Keyが好きだった人やシナリオから入る、日常的にスマホゲーをプレイしない人も触れる機会が多いと思います。実際、筆者もその一人です。そのため、本作のユーザーの多くはストーリークリアに歯ごたえを求めてはおらず、あくまでシナリオを楽しみたいという人が大半なのではないでしょうか。そんな中で本作の分かりづらさと難易度の高い戦闘バランスはかなりいびつで、ターゲット層を狭めてしまっているように思いました。

もちろん、課金してもらうために難易度を高くしている点もあると思います。しかし、コアなゲーマーではない層がクリアできずに辞めてしまうことも多そうですし、その救済のためか、運営がクォーツやガチャ券を配りまくっているのも、これはこれで違う気がします。

オススメしたい人・オススメできない人

以上の点を踏まえてどんな人にオススメなのか確認してみましょう。

結論だけまとめると、シナリオに魅力を求めるすべてのユーザーにオススメしたい作品になっていますが、複雑なバトル・育成システムは人を選ぶ印象でした。

ヘブバンをオススメしたい人
  • 魅力的なキャラによる飽きないシナリオを読みたい
  • 泣けるシナリオを体験したい人
  • 作りこまれた世界観を味わいたい人
  • Key作品に興味がある、好きな人
  • 普段ゲームをやらない人
  • 爽快感あふれるバトルを味わいたい人
ヘブバンをオススメできない人
  • ゲームにシナリオの面白さを求めていない人
  • そもそもKeyが好きでない人
  • 複雑なバトル・育成システムが苦手な方
  • 攻略サイトなどを使って調べるということをしたくない人

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は『ヘブンバーンズレッド』をプレイした率直な感想をお伝えしました。

複雑なバトルシステム・育成部分には人を選ぶ傾向は強いものの、そのストーリーやキャラたちの魅力は本当に素晴らしいものがあり、メインストーリーはもちろん、イベントストーリーやキャラエピソードなど、豊富に作りこまれた物語や世界観は普段ゲームやらない層にも触れてほしい作品になっていました。Keyならでは泣けるシナリオも健在で、普段ゲームをやらないひとでもシナリオのために始めてみるのはありな作品と言えるかと思います。

課金圧は強い作品なので、ひとまず気になったら始めて見るというのがオススメで、とりあえず1章までプレイしてみてください。大体の流れは分かると思うので、そこで判断するのが良いかと思います。

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